アラフィフからの歯列矯正

47歳から始めるインビザラインを使った歯列矯正のアレやコレやをご紹介します。

治療計画とシミュレーション

「では、次のクリンチェックが準備できましたら、またご連絡しますね。おそらく2-3週間後くらいになると思います」

と前回の診察時に言われてから、気が付けば、ほぼ1か月が経過

・・・あれ?

ちなみに、クリンチェックとはインビザライン特有の言葉で、前回行った口腔内スキャンで得たデータをもとに担当歯科医が治療計画を作り、それを3D画像でシミュレーションする事です。どうやらクリンチェック(ClinCheck)は、どの歯をどれだけ動かすなどを時系列で表示する「ソフトウェアの名称」のようです。

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当初、11月の上旬にはマウスピースをはめ始めていたりするのかなぁ、と妄想していましたが、3週間経っても連絡が来ず、さすがに「記入した携帯番号間違えたっけ?」と思い始めた次第。

前回、治療費の約半額(40万円強)を支払っているので、ここでやめる訳にもいかない私。何か問題でも発生したのか・・・と不安を抱えつつ歯科医に電話してみました


「あの・・・前回うかがった際に2-3週間くらいでご連絡をいただけるとの事でしたが、そろそろ1か月が経過するのでこちらから電話をしてしまいました」

「あぁ、何回かプランを考えていて、実はもう8回やり直しているんですよ。では次の予約入れますか?」

えぇー?どういう事?そんなに先生を悩ますような難しい案件ってこと?一体、大丈夫なんでしょうか。
とりあえず最短で取れる予約(幸いにも3日後)をお願いし、行ってきました、クリンチェック。

ノートブックPCの画面で自分の歯型を見た第一印象は、こんなに精巧にスキャン出来るのか!でした。テクノロジーの進歩ってすごい。
そして1週間毎に、どの歯がどう動いて、その結果、ここに隙間が出来て、次にどの歯が動いて、というシミュレーションを3D動画で確認することが出来ました。私の場合、なるべく健康な歯を削りたくない、という希望だったので、それを叶える治療計画を作るのに8回も試行錯誤してくださっていたようです。結果として私のシミュレーション画像のファイル名には末尾に数字の8が付いており、先生のご苦労が感じ取れました。

上の歯と下の歯を別々に説明を受けたところ、自分でも難所と思われたのはガタガタになっている歯をきれいに一列に納めるため必要なスペースを作る過程。
それにはまず、奥歯をさらに奥へとずらすことが必要。つまり奥の皆さんから徐々にお詰め願って、最終的には前歯の皆さんがようやくキレイに並ぶことになる筋書きです。

よって、矯正をし始めた最初の半年くらいは、あまり見た目に変化が見られないツラい時期、ということが分かりました。

確かに、不便な思いをして頑張って装着していても、ぱっと見で大きな違いがなかったら不安になりますよね。その時期はきっと踏ん張り時。その後は前歯が動いてくるので、目に見えて効果が感じ取れる「楽しい時期」になるそうです。

また、いくら精巧なスキャンで計算したとしても、実際に治療を始めるとどうしても計画通りに進まない事が発生する、とのこと。その場合は、また治療計画を立て直し、軌道修正するそうです。何事も机上の計算通りには事が運ばないのですね。

治療計画を確認し、OKであればマウスピースの作成を開始します。コロナ禍で工場の稼働に支障が出ているため、通常よりも4日納品が遅れるとのこと。11月中にはマウスピースを装着し始めることになりそうです。

つづく。