これまでの歯に対する向き合い方
はじめまして、47歳の東京在住、会社員です。
私は小学生の頃から八重歯があり、歯並びが悪いほうでした。
そのせいか、歯の手入れついて正しい知識を得ることなく大人になり、月日が流れました。
歯医者でのキーンとしたドリル音、ガリガリと削られるあの感触。出来れば歯医者にはなるべく行きたくない、とずっと思って生きてきました。
だって、ちゃんと歯磨きしても、また虫歯が見つかるかもしれないし。
しかし、40歳にして会社の隣にある歯科医院で歯科検診を受け、とても親切なドクターと出会うことができました。自分よりも年上の女医さんです。
その先生は一通り虫歯の治療を終えた段階で、私に歯ブラシを持参させ、正しい歯ブラシの仕方を徹底的に教えてくれました。
そして、こう言ったのです。
「もっと早く私のところに来てくれれば、こんなに虫歯を増やすことにならなかったのに」
私が今まで出会ってきた歯科医は、治療はもちろんしてくれたものの、予防についてじっくりと時間をさいて教えてくれた人はいませんでした。
歯ブラシや歯磨き粉の選び方、使い方、注意点について、こんなにも熱心に説明してくれた人はいませんでした。指摘されて納得することが沢山ありました。
このドクターとの出会いが私にとって転換期となります。
それ以降、私の歯に対する姿勢は変わりました。
半年に一度、定期的に健診に通うようになり、正しい知識をもって歯磨きに取り組むようになりました。
結果、虫歯も出来なくなりました。
そして、定期健診で行う「正しく歯磨きが出来ていたか」のチェックでも、先生からお褒めの言葉をいただけるようにまで進歩しました。
ようやく、小学生並みの知識を得たような感じです(だいぶ遅いけれど・・・)。
しかし、いくら心を入れ替えても、すでに虫歯になって削ってしまった歯は、もう元には戻りません。
よって私に出来る事は、これ以上、虫歯を増やさないこと。いまある歯を健康に保つこと。
当たり前の事ですが、これを40歳にして学びました。
つづく。